男に依存する一方で、母は占いや宗教にも依存していった。
それを否定するつもりはない。
自分の人生の先が見えない不安からかも知れない。私の非行も一因だろうなと思う。
幼い時には“流れ”として大人の行動についていっただけの私が18歳を迎えた時、母は父と離婚してまで何を望んだのか?と言う疑問が出てきた。
自分からあえて不安定を望んだように思える。人の心の中はわからない。自分でさえ自分のことがわからない時だってあるのだから母が何をどう考えたのかは全くわからない。
決して経済的安定だけが幸せとも言えないのだし。
今になって思うことだけど、このとき母は心の中に闇?錘?何と表して良いかはわからないけれど大きな何かを抱えていたのかもしれない。
全てのことを、どんな小さいことでも自分で判断、決断することなく、占い宗教に寄りかかり、私の卒業後の進路まで決めた。
とにかく手に職をつけること!歯科衛生士ということになった。
私自身、何の目標もなかった。まぁいいか。
とりあえずぼーっとしているより。