鬱な私の日日日記

鬱病から躁鬱。三度の結婚。ほんとの幸せって何だろう。前夫との関わり、複雑な関係性の中で生きてます。一人で外出できない鬱病の私の日常をつらつらと綴りたいと思います。

何かに対応するって難しい

9時15分起床。

今日は主人が遅出だったので、何とかお見送りができました。 

 

 

 

母に電話。

 

 

昨日送っていったはずの長男が帰ってきてるのかどうか忘れてしまっています。

「昨日○○(長男)帰ってきたかなぁ?」

 

 

「きのう、お父さんと私が送って行ったよ。おばあにも会ったやろ?」

 

 

「忘れた。」

 

 

ゆっくりではあるけれど認知症の度合いが進んでいるようです。

 

 

母はレビー小体型認知症です。

 

 レビー小体型認知症は、アルツハイマー認知症に次いで多い認知症です。1976年に、日本の小阪憲司(現横浜市立大学名誉教授)らによって報告され、1995年にレビー小体型認知症という名称が付けられました。アルツハイマー型が、女性の発症率が高いのに比べ、レビー小体型は男性の方が多く、女性の約2倍と言われています。

 

 レビー小体とは、神経細胞に出来る特殊なたんぱく質です。レビー小体型認知症では、レビー小体が脳の大脳皮質(人がものを考える時の中枢的な役割を持っている場所)や、脳幹(呼吸や血液の循環に携わる人が生きる上で重要な場所)にたくさん集まってしまいます。レビー小体がたくさん集まっている場所では、神経細胞が壊れて減少している為、神経を上手く伝えられなくなり、認知症の症状が起こります。

 

レビー小体型では幻視や妄想などの症状が見られますが、これは視覚を司っている、後頭葉と呼ばれる部分に病変が起こる為に、視覚に異常が起こるものです。ただ、視覚の部分が侵される事で幻視が起こると分かりますが、実は症状が出る前から、脳の異変は起きているとされています。

 

認知症というと、物忘れが激しいというイメージを持っている人が多いですが、レビー小体型では、初期の段階で物忘れよりも、本格的な幻視が見られる場合が多くなります。

幻視は、「虫や蛇などが部屋にいる」「知らない人がいる」「遠くにいるはずの子供が帰ってきている」などと訴え、いるという場所に向かって話しかけていることもあります。

                                                        (ネット調べ)

 

母の場合、「泥棒が家の中に入ってきて、お金を盗んでいく。」

 

くまのプーさんの抱き枕を見て

「この子が歩いていく。弱っていく。」

 

「沖縄から来たもぐらが死んでいる。」

 

「毎夜、お坊さんが来る。」等。

 

 

幻視

 

対応策は. .  

 

否定をしない
本人にとっては現実に体験していることなので、「そんなものはいない」などと拒絶したり怒ったりしないようにしましょう。拒絶された、わかってもらえなかったなどの悪感情が残り、ストレスとなって他の症状につながることも考えられます。

 

 

一緒に確認して安心してもらう
否定するのはよくありませんが、肯定してしまうと、妄想につながることもありますので注意が必要です。

例えば「知らない人がいる」と言われた時には、「誰か来たかもしれないけど、もうい ませんよ」など、一緒に確認して安心してもらいましょう。虫などがいるという訴えには、払う仕草をして「いなくなりましたね」などの声をかけましょう。

「まだここにいる」という場合は、具体的な場所を一緒に確認すると本人が「もういない」となることもあります。

 

 

幻覚に対する対策
本人の話を聞く
不安感の現れである場合もあるので、現状に不安がないか、本人の話を良く聞きましょう。

また、体調が悪い場合もありますので、水分は足りているか、熱はないか、便秘はしていないかなどもチェックしてみましょう。

見間違いが起こり得る環境を改善する
高齢になり目が悪くなると、ちょっとしたことで見間違いを起こすことがあるでしょう。幻覚のきっかけとなり得ますので、環境を整えることも効果的です。

例えば、間接照明を使った部屋では、影が多くなります。影は見間違いの原因にもなりますので、部屋を明るくする、導線に影ができるようなものを置かない、足元にランプをつけるなど工夫をします。

その他、壁のシミや傷を虫などと間違える場合もありますので、隠すような工夫もしてみましょう。

 

 

医師に相談する
薬で改善する場合がありますので、幻覚が頻回だったり、興奮が見られる時には医師に相談してください。

先述のとおりレビー小体型認知症は初期から幻覚が出ると言われていますので、認知症の診断がされていない方でも、行動に疑問があれば、早めの受診をお勧めします。                                                                           (ネット調べ)

 

 

 

 母は発症から受診するまでには恐らく一年は経過していたと思います。

 

 

母の元来の性格が災いして、滅茶苦茶な言動をしても、『また、毎度のおばあの悪い癖が出ている。最低。』と受け取られ、喧嘩に発展していました。

 

 

受診させるのも大変でした。

 

「異常者扱いするな!」と罵られたり。

 

 

予約が取れてから受診日までの、それはそれは長い時間を過ごしました。

 

 

レビー小体型認知症に有効な薬もあり、現在では幻視はありません。

 

 

ただ、治癒する方法は現在の医療ではないとのことです。

 

 

私自身、病を持ちながら認知症の母に対応するのはしんどいです。

 

 

時に全てを投げ出したくなります。

 

 

これから先、どういう風に進んでいくのか、どんな症状が出てくるのか、私にはわかりません。

 

 

一つ一つの対応でいっぱいいっぱい。

 

 

それも主人がいてくれるからできることです。

 

長男がいてくれるからできることです。

 

 

今はとにかく目の前のこと、起きたことに対処していくしかないなと自分を励ましつつ、また落ち込み、日々過ごしています。

 

 

こうしてブログに記せることも、今の私にはまだエネルギーが残っているのだと思っています。

 

 

楽しいことを一つでも見つけてエネルギーを蓄えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 


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